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堤 正博; 大石 哲也*; 山外 功太郎; 吉田 真
JAERI-Research 2004-021, 43 Pages, 2004/12
微弱放射線モニタリング技術の開発の一環として、RI・研究所等廃棄物に対するクリアランス確認測定システムの設計及び開発を行った。本研究では、非破壊線測定技術を高度化することにより、200リットルドラム缶やコンテナ中に含まれる放射性核種を定量することをねらった。しかしながら、RI使用施設や研究所から発生する廃棄物では、原子炉施設からの廃棄物とは異なり、多種多様な核種が対象となる,また核種の存在比も一定ではない,偏在した放射能分布を想定しなければならないなど、解決すべき課題が多い。これらに対処するために、それぞれの課題ごとに機能向上を図った、3つの線測定装置(ユニット)を開発した。開発した測定ユニットは、(1)核種同定型検出ユニット,(2)位置情報型検出ユニット,(3)高効率型検出ユニットである。本報告書では、クリアランスレベル確認測定に向けた全体の設計方針及び開発した個々の線測定ユニットの設計とその性能について考察する。
小川 俊英; 大麻 和美; 星野 克道; 小田島 和男; 前田 彦祐
JAERI-M 94-021, 45 Pages, 1994/02
Microwave Tokamak Experiment(MTX)で行なった中性子計測について、MTXトカマクでの較正実験結果とMTXプラズマの中性子測定結果を報告する。中性子計数管とポリエチレン中性子減速材を用いた全中性子発生率測定系は、当初の設計通りに10個/秒以上の中性子発生率領域に対応できた。Cf中性子線源をトカマク真空容器内に置いて較正実験を行ない、検出器の感度係数を決定した。ジュール加熱時のプラズマから110個/秒程度の中性子発生率が測定され、輸送解析コードによる計算と良い一致を示した。プラスチック・シンチレータを用いた高時間分解能測定系は、測定精度を確保できる範囲内で、200マイクロ秒までの時間分解能が得られた。しかし、ピーク出力1GW、パルス幅20ナノ秒程度のFELマイクロ波に対する応答速度としては十分でなく、FELマイクロ波入射時のイオンの応答は検出できなかった。
備後 一義; 千田 徹
日本原子力学会誌, 20(1), p.56 - 60, 1978/01
被引用回数:0フィルタを用いて検出器へ入射する線の数を制限する方法と、ディスクリミネータを用いて計数率を制御する方法とを併用して、入射線のエネルギーにほぼ無関係に表皮層の厚さの異なる人体組織に対する吸収線量率を測定する方法および測定器を開発した。右半円25mg/cm左半円1000mg/cmのフィルタ否使用時と使用時の計数率の差から吸収線量率を求める。このとき、ディスクリミネータのディスクリレベルは、人体組織の表皮層の厚さに対応して設定する。測定器の感度は、全身皮膚、指先の場合それぞれ0.35~3.5、0.3~3.5MeVのエネルギー範囲で、40cps/(mrad/hr)15%で一定である。吸収線量率の測定下限は3.510mrad/hr(全身皮膚)、2.110(指先)である。
備後 一義
日本原子力学会誌, 19(4), p.247 - 255, 1977/04
被引用回数:1プラスチックシンチレータを検出部とし、増幅器SCA・線量率指示器からなる測定器と線吸収線量率の測定法を開発した。人体表面での流量が同じであっても不感層の厚さによって吸収線量が異なる。このため、不感層の厚さに対応してSCAのディスクリレベル・ウィンド幅を変え特定の波高値をもつパルスのみを選択計数するとともに、高エネルギー線であってもSCAの選択幅内に入るパルスの数が多くなるように薄いシンチレータ(40Ф2mmt)を用いることによって、広いエネルギー範囲で線量感度が一定になるようにした。 線のエネルギーが0.43.5MeV(不感層7mg/cm)および0.33.5MeV(同、40mg/cm)の範囲で、線量感度は50cps/(mrad/hr)15%で一定である。吸収線量率は、測定器の係数率に定数210(mrad/hr)/cpsを乗ずることによって求めることができる。
備後 一義; 千田 徹; 河合 勝雄
JAERI-M 6753, 26 Pages, 1976/10
プラスチックシンチレ-タを検出部とし、増幅器・SCA・線量率指示計からなる直読式線吸収線量測定器を開発した。人体表面での流量率が同じであっても不感層の厚さによって吸収線量率が異なる。このため、不感層の厚さに対応してSCAのディスクリレベル・ウィンド幅を変え特定の波高値を持つパルスのみを選択計数すると共に、高エネルギ-線であってもSCAの選択幅内に入るパルスの数が多くなるように薄いシンチレ-タ(402mmt)を用いる事によって、広いエネルギ-範囲で線量感度が一定になるようにした。不感層が7mg/cmである人体部位の線量率を測定する場合、最大エネルギ-が0.4~3.5MeVの線に対して測定器の線量感度は50cps/(mrad/hr)であり、15%で一定値である。不感層が40mg/cmの場合も、SCAの設定値を変える事によって、0.3~3.5MeVの範囲で線量感度を50cps/(mrad/hr)にすることができた。
土子 泰弘*; 須藤 雄大*; 星 勝也
no journal, ,
作業現場において、汚染を発見した際は、迅速な核種同定や線量評価が望まれるが、一般に使用されているGM管式サーベイメータでは困難である。本研究では、市販のプラスチックシンチレータを用いて、線のパルス波高分布を取得し、核種の同定及び線量当量を評価可能か検証した。測定された線のスペクトル形状及び最大エネルギーは理論値とよく一致した。エネルギーごとのパルス波高に対し、ICRP Publ.74に掲載されているフルエンス線量当量換算係数を乗じ、任意深さの線量当量を評価した。低線量率において、スペクトルから計算される線量当量率は、基準線量当量率とよく一致するが、線量率が高くなるにつれて過大評価する傾向が見られた。